トピックパス開始。ここは、 10代のためのYAトップページ  の下の> 図書館員のオススメ本 (新しいオススメ本)です。

新しいオススメ本次回は6月初旬更新です!

書名 春期限定いちごタルト事件
著者名 米澤穂信
出版名 創元推理文庫
出版年 2004年

小鳩君と小山内さんは中学の同級生。恋愛関係にも依存関係にもないけれど、困った時はお互いに協力しあう約束をしています。そんな二人の目的は、過去の苦い経験を教訓として、高校生活を“小市民”として送る事。
「目立たず無芸で現状に満足する小市民」を目指す二人の前には、何故か奇妙な謎が現れます。消えたポシェット、同じ様な2枚の絵、テスト中に割れた小ビン…。

好奇心を抑えて、二人は小市民で有り続ける事が出来るのでしょうか?

(2012年5月1日)


14歳のための時間論

書名 14歳のための時間論
著者名 佐治晴夫
出版名 春秋社
出版年 2012年

楽しく遊んでいる時間はすぐに過ぎてしまうのに、なんで退屈な時間はなかなか進まないのだろう。とか、時間が逆戻りしたらいいのにって感じることない?「時間」について改めて考えると謎がいっぱい。この本はそんな疑問に優しい語り口調で答えてくれます。
時間というはっきりした物体はありません。目には見えない時間の流れを、私たちは季節の移り変わりによって感じることができます。時間とは周期を刻む宇宙の性質そのものなのです。時間は誰の持ちものでもありません。みなさん自身のものです。今しか使えないかけがえのないこの瞬間を自由に使って良いのです。
姉妹編の「14歳のための物理学」も一緒にどうぞ。

(2012年4月1日)


表紙画像

書名 贋作『坊っちゃん』殺人事件(角川文庫)
著者名 柳広司
出版名 角川書店
出版年 2010年

物語の舞台は、夏目漱石の「坊っちゃん」の主人公が、松山から東京に戻った3年後。久しぶりに再会した山嵐から赤シャツが死んだことを聞かされた坊っちゃんは、赤シャツの死の真相をさぐるため、山嵐とふたりで再び松山に向かいます。
この作品は、文体の魔術師といわれる作者の柳広司が、オリジナルに敬意を込めて、内容・セリフ・登場人物をそのままで、あたらしい展開をさせた本格的ミステリーです。
夏目漱石の「坊っちゃん」の続編そのものといっても差し支えないくらいの面白さ!“パスティーシュ(※)から読むか、原典から読むか”…あなたはどちら?

※パスティーシュ…フランス語で“作品の模倣”という意

(2012年3月1日)


珍獣病院

書名 珍獣病院
著者名 田向健一
出版名 講談社
出版年 2011年

多くの獣医さんからみて、犬と猫以外はみんな「珍獣」。ハムスターや金魚だってペットなのに?だからこそ、診療室に入れるならどんな生きものも診たい。この本を書いた獣医さんはそう言います。
「珍獣」はまだ分からないことが多く、その分治療には苦労も多いそうです。どうして作者は、そんな難しい仕事を続けられるのでしょう。
生きものが好き、獣医であることの自覚と責任感、探究心が強い…これらのことを原動力に、作者はタフさを身につけてきたのかもしれません。
継続は力なり、とは、続けていれば何かが上手になることだと思っていました。でも実際は、あきらめない力が身につく意味なのかもしれません。そんなことが感じられる1冊です。

(2012年2月1日)


かんさい絵ことば辞典

書名 かんさい絵ことば辞典
著者名 ニシワキタダシ著
早川卓馬コラム
出版名 ピエ・ブックス
出版年 2011年

最近、テレビなどで関西弁をよく聞くようになったよね。例えば、「おかん」、「ぶっちゃけ」、「めっちゃ」は聞いたことがあるのでは?それじゃあ、「ちょける」、「いんじゃん」、「げら」はどんな意味かわかるかな?
この本では、よく聞く言葉から、関西以外ではなかなか聞かない言葉まで、関西出身のイラストレーターである著者が、ゆるーい1コマまんがで紹介。個性的なキャラクターが登場するので、彼らのセリフや動きにきっと笑ってしまうはず。
その他にも、関西の日常生活についての4コマまんがやコラム、かんさいグルメ検定、かんさい名所すごろくなどおたのしみが盛りだくさん!
この本を読めば、関西弁を使ってみたくなるかも。

(2012年1月4日)