「区立図書館りんごのたなスポンサー制度」により、NPO・企業からネパール語、ビルマ語の絵本の寄贈を受けました
- 中央
- 掲載日2024年11月15日
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~すべての子どもに読書の喜びを~
「区立図書館りんごのたなスポンサー制度」により、
NPO・企業からネパール語、ビルマ語の絵本の寄贈を受けました
豊島区立中央図書館は、9月4日(水曜)に、認定特定非営利活動法人育て上げネットと、JFEキャリアナビ株式会社から、図書館内にあるバリアフリー図書を集めた「りんごのたな」にそれぞれネパール語とビルマ語の計11冊の絵本の寄贈を受けました。
視覚障害者等の読書環境の整備を目的とした読書バリアフリーの推進が求められる中、区立図書館では布でできた絵本や、文字や挿絵に凹凸のついた点字絵本のほか、母語が日本語でない子どもたちのため、外国語の本の収集に努めています。しかし、値段が高額なこと、希少で入手が困難などの理由から、蔵書が不足しているのが現状です。そこで、令和6年4月、バリアフリー図書の現物を図書館に提供いただけると、スポンサー名を図書と館内に表示できる、「豊島区立図書館りんごのたなスポンサー制度」を開始しました。
このたび、2団体より同制度による申し出を受け、ネパール語の絵本1冊と、ビルマ語の絵本10冊の寄贈を受けました。
JFEキャリアナビ株式会社 代表取締役社長 土屋氏は、「社会共生活動に興味があり、現地スタッフにふるさとの本を選んでもらい、コメントもつけて提供してもらいました。この活動は現地スタッフと日本のスタッフとの懸け橋になりました。」と語りました。
認定特定非営利活動法人育て上げネット執行役員 井村氏は、ネパール在住の友人に寄贈図書を探してもらった経緯を話し、「様々な人々と共に生き、 共に責任を担う協働・共創の一助になりたい。子どもたちやその保護者に応援者の存在が伝われば嬉しい、微力ですが。」と語りました。
図書館担当者は、「豊島区は区民の約8人に1人が外国籍の方であり、図書館の多文化サービスをすすめるうえで、とてもありがたい寄贈をいただきました。豊島区立図書館は、本の貸出や閲覧だけではない、誰もがそれぞれのスタイルで利用できる図書館を目指しており、読書バリアフリーには特に力を入れています。『障害の有無や国籍・母語の違いなどを超え、読書を楽しめる環境』をつくるため、りんごのたなスポンサー制度にぜひご協力いただきたいと思います。」と語りました。
左:認定特定非営利活動法人育て上げネット 井村氏
右:JFEキャリアナビ株式会社 土屋氏
問い合わせ
豊島区立中央図書館 TEL03-3983-7861