調べたことをまとめよう
調べたことをまとめよう
調べ終わったら、調べたこと、考えたことをレポートにまとめてみよう!ここではレポートの書き方、書く時のポイントとルールを、ちょっとだけまとめてみました。
書くときのポイント
- わかりやすい言葉で簡潔に書こう。
- 絵や図、グラフなどを入れて、読みやすくなるように工夫しよう。
- 書き終わったら読み返して、まちがいがないか確認しよう。
レポートの流れ
- テーマ
- テーマを選んだ理由・きっかけ
- 結果の予想(どんな結果になるか予想してみること=仮説)
- 調べ方の説明(何を使ってどんなふうに調べたか)
- 調べて分かったこと
- まとめ(感想・新しく疑問に思ったこと・次に取り組みたいテーマ)
- 参考資料の紹介
参考資料をきちんと書こう
参考資料とは、みんながレポートを書くときに調べて参考にした本や、その他の資料のことです。
(雑誌・新聞・CD・DVD・ホームページなども参考資料ですよ!)
参考資料から得たことを、自分が考えたことのようにそのままレポートに使ってはいけません。そのまま写して発表することは著作権の侵害になります。(人のものを勝手に使うのは、泥棒と一緒です!!!)
文章や図・グラフなどを引用するときは、必要な部分のみを抜き出しましょう。
また、引用するときも、資料を自分の考えた言葉で要約するときも、きちんとどの資料を使ったのかを書きましょう。
他の資料で調べたことを書くことは悪いことではありません。どれだけ調べることができたのかをまとめるのも大切なことです。ただし、調べたものはきちんと「他の資料で調べた」ということがわかるようにしなければいけません。
自分が使った参考資料をきちんと紹介するのは、大切なルールです!
そのために、資料を調べるときは、調べたことと一緒にそれがどこに書かれていたのかをメモしておくと、後でまた調べたいときにも便利です。
- 著作権
- 文や絵、音楽など作品を作った人の権利。
他の人が勝手にその作品を使うことを禁止している。 - 引用
- 他の人が作った文章や図・グラフなどを自分の文章の中にそのままの形で使うこと。
- 要約
- 文章などの重要な部分を自分で短くまとめること。
参考資料の表記の仕方
- 引用のとき
- 引用した部分のすぐ後に( )をつけて書きます。「参考資料」にも合わせて書きます。
- 要約のとき
- レポートの章ごとの終わりや、レポートの最後に「参考資料」として、まとめて書きます。
内容は次のようなことを書きましょう。
本 | 著者名・本の題名・出版社・発行年→奥付を見るとわかるよ。 |
---|---|
新聞 | 発行年/月/日(曜日)・新聞名・朝刊か夕刊か・引用したページ・記事のタイトル |
雑誌 | 参考にした記事を書いた人の名前・記事の題名・雑誌名・出版社・雑誌の号数・発行年/月/日・ページ |
ホームページ | サイトの運営者・サイト名・そのページが作成された日付・サイトURL・情報入手日(そのサイトを調べた日) ホームページの場合は、更新されると情報が変わってしまうこともあるので、必ず「情報入手日」を書きましょう。 |
参考になったかな?レポートの完成めざして、がんばっていこう!
- 参考資料
- 山崎哲男「調べ学習のための図書館利用法」(調べ学習にやくだつ図書館シリーズ5)ポプラ社,1993
- 山崎哲男「調べるって、どんなこと?」(学ぶ力をそだてる <新>新図書館シリーズ2)ポプラ社,2001
- 依田逸夫「調べたことをまとめよう」(学ぶ力をそだてる<新>図書館シリーズ4)ポプラ社,2001
- 赤木かん子「調べ学習の基礎の基礎」ポプラ社,2006
- 赤木かん子 塩谷京子「しらべる力をそだてる授業!」ポプラ社,2007