オススメ本

2019年

ふるさとって呼んでもいいですか-6歳で「移民」になった私の物語-  の書影

ふるさとって呼んでもいいですか
-6歳で「移民」になった私の物語-

  • ナディ/著
  • 大月書店
  • 2019年

1991年、6歳の頃にナディさんは日本にやってきました。
言葉や習慣の違い、制度の壁……。現在、在留特別許可を取ってイラン系日本人として生活しているナディさんの28年間には、様々な困難がありました。それは、日本で生まれて、日本で育ってきた人たちには、知ることの出来ない現実です。
生まれは外国でも、日本で生活する人たちはたくさんいます。同じ国に生きる隣人として、ともに生きる社会について考えてみませんか?

(2019年12月1日)

人生を豊かにする学び方の書影

人生を豊かにする学び方

  • 汐見 稔幸/著
  • 筑摩書房
  • 2017年

みなさんは、「学ぶ」ときいて、どんなことを想像しますか?テストで良い点数を取るための勉強?受験のための勉強?
もし、そんな想像をしたなら、この本を手にとってみてください。
「学ぶ」とは、学校や塾で勉強すること以外にも、もっとみなさんの人生を豊かにする、楽しくする、そんな意味もきっと含まれているはず。

「学ぶ=勉強=つまらない」なんて思っている方におすすめです。

(2019年11月1日)

偽善のトリセツ-反倫理学講座-の書影

偽善のトリセツ-反倫理学講座-

  • パオロ・マッツァリーノ/著
  • 河出書房新社
  • 2019年

「 電車で席を譲るのは偽善? 」「 寄付は偽善なのか 」「 偽善者は誰かを救う 」

善い行動のはずなのに、裏があるのではないか?別の意図があるのではないか?
と、悩んだことはありませんか。そもそも偽善は悪いことなのでしょうか。
その歴史や実態に触れながら、偽善について考えてみましょう。
様々な意見・考えを会話形式で読みやすく紹介しています。

(2019年10月1日)

カモメに飛ぶことを教えた猫の書影

カモメに飛ぶことを教えた猫

  • ルイス・セプルベダ/[著] 河野 万里子/訳
  • 白水社
  • 2019年

勇敢な黒猫ゾルバは、瀕死のカモメから自分の卵の面倒をみて、ヒナに飛ぶことを教えてやってほしいと頼まれます。無事に卵からヒナになったカモメのフォルトゥナータは、ゾルバとその仲間達に大切に育てられますが、自分を猫だと思い込みいっこうに飛ぼうとしません。はたしてゾルバは無事に飛ぶことを教えられるのでしょうか。

自分と違う者を認め、尊重し、愛する事の大切さを気付かせてくれる珠玉の1冊です。

(2019年9月1日)

北欧式お金と経済がわかる本 -12歳から考えたい9つのこと-の書影

北欧式お金と経済がわかる本
-12歳から考えたい9つのこと-

  • グンヒル・J.エクルンド/著 枇谷 玲子/訳 氏家 祥美/監修
  • 翔泳社
  • 2019年

どうしても欲しいものや、食べたいものが目の前にあるとします。お金を調達する方法は色々ありますが・・・。例えば自分のおこづかいで貯めたお金を使う、お父さんやお母さんに頼む、など。さて、君ならどんな手段でお金を用意しますか?

「大人が持っているクレジットカードやデビットカードってなんだろう?」「仮想通貨ってなに?」「税金って?」という疑問や経済について北欧と日本を対比して、詳しく分かりやすく紹介しています。

大人になる前に、少しだけお金について考えてみませんか?

(2019年8月1日)

部長会議はじまりますの書影

部長会議はじまります

  • 吉野万理子/作
  • 朝日学生新聞社
  • 2019年

中高一貫校の詠章学園の中学には、文化部部長会と運動部部長会がある。

9月の初め、臨時の文化部部長会議が開かれた。
美術部が文化祭に向けて作成したジオラマにいたずらされるという事件が起きたからだ。
文化部部長たちの視点で物語は進み、それぞれの悩みと共に事件の真相も明らかに・・・。

体育館とグラウンドの割り振りを考える運動部部長会議編も収録された2編構成。
部長たちのいろんな悩みに、みなさんも共感するかも!?

(2019年7月1日)

54字の物語 -意味がわかるとゾクゾクする超短編小説-の書影

54字の物語
-意味がわかるとゾクゾクする超短編小説-

  • 氏田 雄介/作  佐藤 おどり/絵
  • PHP研究所
  • 2018年

この本に収められている物語は、すべて、縦9マス×横6行の原稿用紙に記されています。一作につき54字。読むのに10秒とかかりません。

ゾクッとしたり、クスッとしたり。「何だかよくわからない、モヤモヤする!」と感じることもあるかもしれません。そんな時には、次のページの解説をどうぞ。作者の解説と自分の解釈が違っていても大丈夫。それもまたひとつの読み方です。

巻末では、物語の作り方を紹介しています。興味がわいたら、超短編小説の執筆にチャレンジしてみませんか?

(2019年6月1日)

刑務所しか居場所がない人たち -学校では教えてくれない、障害と犯罪の話-の書影

刑務所しか居場所がない人たち
-学校では教えてくれない、障害と犯罪の話-

  • 山本 譲司/著
  • 大月書店
  • 2018年

刑務所と聞いたとき、どんなところを想像するでしょうか。
とんでもない悪党を閉じ込める場所? 凶悪な犯罪者に罪を償わせる場所? 

しかし、刑務所で過ごしているのは悪い受刑者ばかりではありません。病気や障害を抱えているような、生きづらさに苦しむ人がたくさんいるのです。

実際に刑務所で服役した著者の経験を通して、障害と前科に苦しむ人々について考えるとともに、再犯を防ぐためにどんな社会作りが必要かを伝えます。

(2019年5月1日)

101人が選ぶ「とっておきの言葉」の書影

101人が選ぶ「とっておきの言葉」

  • 河出書房新社/編
  • 河出書房新社
  • 2017年

嬉しくて楽しい時や、苦しくてつらい時にも、自分に寄り添ってくれる大切な「言葉」。
その一つ一つに「とっておき」の理由があります。

さまざまな分野で、活躍している101人が選んだ「とっておきの言葉」から、生き方の
ヒントをもらえるような一冊です。

みなさんにとっての、自分だけの「とっておきの言葉」は何ですか?

(2019年4月1日)

聞く力、話す力 -インタビュー術入門-の書影

聞く力、話す力 -インタビュー術入門-

  • 松原 耕二/著
  • 河出書房新社
  • 2015年

人と話すことが苦手だった著者は、報道の仕事に30年以上携わり、千人を超える人々にインタビューを続けてきました。実践的な準備や心得、聞きにくいことを聞かなくてはならないとき、どうリアクションをしたらよいかなど失敗談を交えて様々なインタビューシーンを丁寧に解説しています。

日常のコミュニケーションにも活かせるヒントが詰まった1冊です。

(2019年3月1日)

ざんねんな歴史人物 -それでも名を残す人々-の書影

ざんねんな歴史人物 -それでも名を残す人々-

  • 真山 知幸/著
  • 学研プラス
  • 2018年

日本史や世界史の教科書に載っている将軍や王様に限らず、哲学者や文豪と呼ばれる人たちや大名、首相といった国内外の指導者たちのざんねんなところを紹介している。

しかし、書名の「ざんねん」とは、単に「ダメ」の意味ではない。

その考えや行動に親近感が湧くところもあれば、理解ができないところもあるだろう。

歴史に大きな影響を及ぼした人物たちの色々な面を味わってみるのはどうだろうか。

(2019年2月1日)

人生を変えるアニメの書影

人生を変えるアニメ

  • 河出書房新社/編   池澤春菜/[ほか]著
  • 河出書房新社
  • 2018年

同じアニメでも、10代で観るのと、20代で観るのとでは、感じ方が変わるはず…

人生を変えるほどの力ってなんだろう?

“今観て欲しいアニメ”をあのアニメ監督や小説家など、多ジャンルの先輩たちが本気でオススメしています。

あの人たちも10代は悩んだり迷ったりしていたんだ!そんな時にこのアニメで変わったんだ!

今までに観たことのあるアニメも、もう一度観てみようと思える一冊です。

(2019年1月4日)