オススメ本

2023年

雨にシュクランの書影

雨にシュクラン

  • こまつあやこ/著
  • 講談社
  • 2023年

中学2年生の時に見た影山高校の圧巻の書道パフォーマンスに魅せられた真歩。猛勉強の末に入学して憧れの書道部員になった。
ところが、ある事情から高校を中退して自力で高卒認定試験に合格する決意をする。
自宅学習をしながら、いくつもの出会いを経て習い始めたアラビア書道は、日本の書道とは道具も紙も違うアートだった。真歩の胸に灯った新たな願いとは……。

望み通りにいかないことって、たくさんあると思います。だけど、意外なきっかけで道は開けるのかもしれません。力が湧いてくる1冊です。

(2023年12月1日)

10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術の書影

10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術

  • 大野萌子/著
  • 笠間書院
  • 2023年

みなさんは、家族や友だちに言いたいことがうまく伝わらないことや、なぜわかってくれないのだろうと思うことはありませんか?
人は、それぞれ違う考え方や感じ方を持っているので、「ついつい言いがちワード」では、正確に伝わらない場合があります。それを避けるためには、相手が受け取りやすく、わかりやすい伝え方を身につけることが重要です。
上手にコミュニケーションが取れるようになることは、あなたの世界をぐっと広げてくれるかもしれません。10代のみなさんに、ぜひ読んでもらいたい1冊です。

(2023年11月1日)

かわいい子ランキング

かわいい子ランキング

  • ブリジット・ヤング/作 三辺律子/訳
  • ほるぷ出版
  • 2022年

1番は地味なイヴ?2番は誰もがうらやむかわいらしいソフィー?イヴの親友ネッサは太っているからランク外?
中学八年生(アメリカでは十四歳)の「かわいい子」トップ50のランキング結果に、三人はそれぞれの理由で傷つきますが、見た目だけでない素敵な個性をお互いに認め合いながら、ランキングを作った人物を見つけて恥をかかせてやろうと計画します。
ルッキズム(外見至上主義)に負けない、すがすがしいほどにたくましく「かわいい」女の子たちの物語。

(2023年10月1日)

ライブラリーツインズ

ライブラリー・ツインズ-ようこそ、月島大学図書館へ-

  • 日野祐希/著 あけたらしろめ/絵
  • アリス館
  • 2021年

月島大学附属中学3年の本郷菜織は、成績が足りず、附属高校へ内部進学できないと言われ大ピンチ。救済の条件は、大学図書館のイベントでボランティアをすること。
選択肢はなく、付き添いの双子の弟・健史と一緒に参加します。
最初、菜織は落第の不安から空回りばかり。でも、図書館の人や弟のおかげで落ち着いて、本気でイベントに向き合うようになります。そして、ある挑戦を思いつき……。
誰かに心からありがとうを言えた経験は、きっとその人の未来を豊かにするはず。皆さんもぜひ、双子たちの貴重な体験に触れてみて下さい。

(2023年9月1日)

文豪聖地巡礼の書影

文豪聖地巡礼

  • 朝霧カフカ/監修
  • 立東舎
  • 2020年

夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、宮沢賢治……この作家たちの本を読んだことはなくても、名前を一度は聞いたことはあるでしょう。教科書で読んだ人もいるかもしれません。そんな文豪の生きた「聖地」を本で巡ってみませんか?
名前しか知らなくても、人間臭いエピソードを読むことで、ぐっと身近な人に感じられるでしょう。
『文豪ストレイドッグス』の作者、朝霧カフカ監修の文豪たちへの愛が詰まった1冊です。

(2023年8月1日)

ナカスイの書影

ナカスイ!-海なし県の水産高校-

  • 村崎なぎこ/著
  • 祥伝社
  • 2023年

普通の人生がイヤで、魚が好きでもないのに変わった学校だからと水産高校に入学した鈴木さくら。
個性豊かなクラスメイトや学校に馴染めず悩んでいる時に、詩『YOUTH』と出会い、それをきっかけに「ご当地おいしい!甲子園」を目指すことを決心する。
チームメイトの攻略に難航しつつも、ご当地食材を使ったレシピに奮闘……。
水産高校特有の授業やネーミングのすごい料理に興味津々、夢中になって読めるオススメの1冊です。
 

(2023年7月1日)

恋愛問題は止まらない

恋愛問題は止まらない

  • 吉野万理子/作
  • 小学館
  • 2022年

「野球部員は、来週までに髪を丸刈りにしろ!」
部員がたるんでいると怒った監督から出された指令を始まりに、34人の生徒の恋愛問題が炸裂する。
エースで4番、あこがれのカレが丸刈りなんて許せない!片想い、初恋、両想い、歳の差、それぞれの登場人物の想いがつなぐ未来とは……?
それぞれの恋愛模様がテンポ良く並び、リレーのバトンを渡されるように読む手が止まらない!

(2023年6月1日)

ジュニア版キリン解剖記の書影

ジュニア版 キリン解剖記 ーキリンの首の骨が教えてくれたこと

  • 郡司芽久/著
  • ナツメ社
  • 2022年

みなさんには、知りたくてたまらないことってありますか?この本には、幼い頃からキリンが大好きな著者が、キリンの研究者になるまでの道のりが綴られています。
大学生になった著者は、キリンを含め色んな動物を解剖し、キリンの体の謎に迫っていきます。解剖するなんて可哀そうでしょうか?でも解剖でしか分からないことがあり、それは今生きている命に役立つことでもあります。そう考える著者の原動力は、好きなことをもっと知りたいという探究心!これを失ってはどんな研究も進みません。興味のあることを突き詰めるってどうやるのかなと思った時に読んでみてほしい1冊!

(2023年5月1日)

生き抜くためのごはんの作り方の書影

生き抜くためのごはんの作り方

  • 河出書房新社/編 有賀薫/[ほか]著
  • 河出書房新社
  • 2022年

みなさんは、今日、なにを食べましたか?
私たちの心や身体は、食べたもので出来ています。風邪をひいたときや、食欲がないとき、自分の症状に合ったごはんを食べることで改善することがありますよね。また、ごはんを作ることがストレス解消になることもあります。
この本には、そんな「心」や「身体」に効くレシピが紹介されています。
ご飯を炊くことからでも、ゆで卵を作ることからでも大丈夫!
自分の食べるものに目を向け、色々な料理に挑戦してみませんか。

 

(2023年4月1日)

お金のしくみを知りかしこく扱う方法

お金のしくみを知りかしこく扱う方法

  • ジェーン・ビンハム/著 ホリー・バシー/著 小寺敦子/訳
  • 東京書籍
  • 2020年

みなさんはお金について、どのくらい知っているでしょうか。
この本は、10代の皆さんにお金のことを知ってもらうために書かれました。アルバイトやスマホ、ゲームアプリなどみなさんに身近なお金のことがたくさん紹介されています。
ひとことでお金と言っても、その形や使い方は様々です。お金に関する仕組みの中には、いざというときに役立つ便利なサービスもあれば、怖い落とし穴もたくさんあります。今からそうしたお金のしくみを知っていけば、きっと将来の手助けになるでしょう。

(2023年3月1日)

ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記の書影

ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記

  • ズラータ・イヴァシコワ/文・絵
  • 世界文化社
  • 2022年

ズラータ・イヴァシコワ、16歳。ウクライナのドニプロ在住。日本語と太宰治をこよなく愛する、美術専門学校生。そんなごく普通の女の子に、大事件が起こった。2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が始まったのだ。迫る戦火。娘だけでも避難させたいと願うズラータの母親は、ある決断をする。3月17日、ズラータは日本に向かう飛行機に乗るため、母親とともに国境行きの列車に乗り込んだ……。
これは、現在は日本で暮らすズラータが、日本語で書いた日記です。様々なアクシデントに見舞われながらも、転機を逃さず突き進む彼女の運命を、一緒に体験して下さい。

(2023年2月1日)

10代のための資格・検定の書影

10代のための資格・検定 ー可能性を広げる道しるべー

  • 大泉書店編集部/編
  • 大泉書店
  • 2020年

資格は、みなさんが身近に感じているものや「こんな資格もあるのか!」と驚くようなものがたくさんあります。その資格を取ることですぐに役立つこと、また長い人生の中で思いがけず役に立つこともあります。
人生は一本道ではありません。たくさんの道の中から自分で選ぶ時、きっとこの本は人生の道幅を広げてくれる手助けをしてくれます。
どんな資格があるかを知るだけでも、皆さんの選択肢が広がりますよ!

(2023年1月5日)