インターネットをうまく使おう

インターネットをうまく使おう

インターネットを使うと、手軽にたくさんの情報を集めることができます。しかし、そこには落とし穴も…。インターネットをうまく使って、レポートの内容を充実させてみましょう。

インターネットで調べられるもの

インターネットを使って調べるものには、大きく分けて「探すもの」と「知るもの」があります。

探すもの

インターネットを使って情報を集める時に便利なのがYAHOO! Google gooなどの「検索エンジン」です。
検索エンジンでは、調べたい事柄に関するキーワードを入力すると、当てはまるホームページを探してくれます。
上手な検索のポイントは、次の3点です。

  1. キーワードは、短い言葉・単語で入れる(長い言葉はいくつかの言葉に分けて入力しよう!)
    × 尾瀬の植物
    ○ 尾瀬 植物
  2. 検索結果が多すぎたら、単語を複数入れる(複数の単語は、スペースで区切る→単語と単語の間に空欄を作ること)
    尾瀬 植物 ミズバショウ
  3. 文字の書き方を変えてみる(ひらがな、カタカナ、漢字などで検索結果が変わるよ!)
    ミズバショウ→みずばしょう→水芭蕉
    ※ 詳しい使い方は、各検索エンジンに説明のページがありますから、そこを見てみましょう。

また、本や辞書など、特定のものを調べるためのホームページがあります。例えば図書館のホームページでは、図書館にはどんな本があるのか、この記事はいつのどの雑誌に書かれているのかといったことなども調べることができます。

豊島区立図書館ホームページ
国立国会図書館ホームページ

知るもの

検索エンジンなどで検索をすると、たくさんのホームページがヒットします。例えば豊島区公式ホームページでは、ゴミの分別方法やイベント情報など、幅広い情報を知ることができます。豊島区のような自治体だけでなく、官公庁・会社・個人にいたるまで、現在は本のような印刷物に限らず、インターネット上で情報を発信しています。
→調べ学習に役立つリンク集はこちら

インターネット上の情報にはさまざまなメリットがあります。リアルタイムで更新されるので、本よりも新しい情報が掲載されている可能性があります。また、音声や動画で表現することができるので、印刷物では確認できなかった情報を知ることもできます。でもそこには落とし穴だってあるのです…。

その情報は本当に正しい? 情報を検証しよう

ホームページは誰でも簡単に作れるため、どこの誰が作ったものかはっきりとわからないものもあります。そのため、その情報は新しいもの・正しいものだけではなく、古いもの・間違ったものである場合があります。見つけた情報が正しいものなのかどうか確かめてみることが必要です。

例えば、官公庁や公的機関などのホームページは、情報の発信元がはっきりしています。発信者・運営者がはっきりしているということは、その情報はその人が責任を持って伝えているということです。

しかし、個人のホームページやブログ・掲示板などは誰が作ったり書き込んだりしたのか、はっきりとわからないものがほとんどです。そのため、ホームページを資料として使うときには次のような点に注意することが必要です 。

チェックしよう

  1. ホームページがなんという組織・団体によって運営されているのか
  2. ホームページ運営者の連絡先が書かれているか(メールアドレスなど)
  3. どのような目的で作成されたホームページであるか
  4. 更新した日付が書かれているか(更新日が新しいもののほうが新しい情報)
  5. 新聞や本、ほかのホームページと比べて内容に間違いはないか

自分が調べたことが正しい情報かどうか確かめることは、ホームページだけでなく、本や雑誌などで調べるときにも大切です。自分が調べたことが正しいかどうか、いつも複数の資料で確認するようにしましょう

池袋中学校の生徒の人数を調べたい。 ※「いけぶくろ博士の日記」は<例>のための架空のサイト名です
  1. “池袋中学校 生徒 人数”で検索してみた → 「いけぶくろ博士の日記」が出た → “池袋中学校の生徒数は○人くらい”と書いてあった。どうやら豊島区のホームページでその情報を得たらしい。
  2. 「豊島区公式ホームページ」を見た → 「としまの統計」の「教育」の章を見た → 区立・私立別、学校別、男女学年別に人数が載っている。1の情報と合っている。
  3. 念のため、図書館に行った。「豊島区の教育」という本があった。ホームページで見たのと同じ表が載っていて、数字も合っていた。
  4. 1の時点では、“いけぶくろ博士”が誰なのかはっきりわからないので、その情報を信用するのは危険である。でも、豊島区のホームページというヒントを得た。2“豊島区公式ホームぺージ”はホームページの運営者がはっきりしている。2は信用できそうだ。さらに3「豊島の教育」という本で同じ情報が載っているのを確認できた。
  5. これらの情報が確かであるかを、検証することができた!

インターネットを利用する上での注意点

インターネットは世界中のいろいろな人が使っているから、気をつけて使わないと困ったことに巻き込まれることも…。次のような点に充分注意して使いましょう。

  1. 掲示板などで自分の名前や連絡先などの情報を書き込まない!
    誰が見ているかわかりません。悪用されないためにも、自分の情報を安易にインターネット上に流さないようにしましょう。もちろん、自分以外の人の情報もダメです!
  2. むやみにファイル等をダウンロードしない!
    コンピューターウイルスなどが含まれている場合があります。怪しいファイルは絶対に開かないようにしましょう。
  3. IDやパスワードはしっかり管理する!
    IDやパスワードは個人を特定する大切なものです。勝手に使われると、他人があなたの名前をかたって情報を発信したり、あなたの名義でインターネットショッピングをしたりと、いろいろなことができてしまいます。

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